独立後のITの仕事で苦労する点としては、ずっと仕事をし続けるのが難しいことでしょう。プロジェクト毎に仕事をすることが多く、プロジェクトがないときには仕事がなくなる可能性があります。仕事がもらえなくて苦労するという人は結構多いです。長期のプロジェクトがないときは、スポットの仕事を請け負う人もいます。しかし、スポットは短い期間だけの場合が多く、コンスタントに仕事ができないこともあるのです。
独立後の苦労としてもう1つあるのが、お金の問題です。独立後は報酬額を自分で決める必要があります。多すぎれば仕事が来ないし、少なすぎれば生活できなくなります。自分の市場価値を見極めて、報酬額を決めることが大事になるのです。苦労するのは自分が思っている価値と市場の価値が一致しない場合です。自分では適正な報酬として請求しても、相手からは高いと言われてしまうことがあります。そうなると仕事がなくなってしまうかもしれません。
また逆に自分の市場価値を低く見積もりすぎてしまうのも問題です。安すすぎるとモチベーションが上がらず、働くことが苦痛となってしまう可能性があります。お金に関しては事前に交渉して、納得ができる金額を決めておくことが大事です。
これらの苦労はプロジェクトに参画する前の段階で改善できる可能性があります。プロジェクトを多く抱える会社へ営業をして、契約を結びます。そうすればプロジェクトが終わったら次のプロジェクトへという流れができるかもしれません。お金に関しても契約書を交わすことで、問題がなくなるでしょう。長い付き合いができる会社を独立前に見つけておくと、苦労を減らすことができるのです。